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住宅ローンの適正額はいくら?

「借りられる額」と「返せる額」は違う。我が家が大切にした“安全ゾーン”の考え方


目次

はじめに:住宅ローン、いくらまで借りていいの?

マイホームを検討しはじめたとき、最初に気になるのが「住宅ローンって、いくらまで借りられるんだろう?」ということでした。
住宅会社や銀行の担当者からは、「この年収なら〇〇万円までは大丈夫ですよ」といった話をされることも多く、正直、安心してしまいそうになりますよね。
でも私たちは、あえてその“借りられる額”をうのみにせず、立ち止まって考えてみることにしました。
なぜなら、「借りられる額=無理なく返せる額」ではないと感じたからです。

「年収の〇倍」や「返済比率〇%」は目安でしかない

住宅ローンについて調べていると、よく目にするフレーズがあります。

  • 年収の5倍以内が安心
  • 返済比率は25%以内に抑えよう
  • ボーナス払いを使えばもっと借りられる

たしかに、こうした数字は「世間一般の目安」としては便利かもしれません。
でも、それが私たち夫婦にとっての適正額かどうかは、まったくの別問題だと感じました。

我が家が重視した“安全ゾーン”の考え方

私たちが住宅ローンの金額を決めるうえで、意識したのは次の3つです。

  1. 今の生活費がどれくらいかかっているか
    → 固定費・変動費・子どもがいない今の生活スタイルをベースに見直しました。
  2. これからどれくらい貯蓄していきたいか
    → 教育資金、老後資金、車の買い替え、レジャー費など「理想の暮らし」を叶えるには、どれくらいの貯蓄が必要かをざっくり想定。
  3. 将来的なリスクに備えられるか
    → 金利上昇、育休による収入減、病気や転職など…想定外のことが起きたときに「それでも回る家計」かをチェック。

我が家は「ライフシミュレーション」を作ってみた

上記の要素をもとに、私たちは「月々の返済額、どこまでなら安全?」を逆算しました。

たとえば、

  • 金利が上がったらどうなる?
  • 妻が産休・育休に入ったら家計はどうなる?
  • 保育園・学童・習い事などが重なったら?

そんな“ありそうな未来”を夫婦で話しながら、返済可能な金額をシュミレーションしていきました。
その結果、住宅会社から勧められた金額よりも3割ほど低いラインでローンを組む予定です。(※具体的な金額は控えさせていただきます)

ギリギリで組むのが悪いわけではない

ここまで読むと、「じゃあ、背伸びした住宅ローンは絶対NG?」と思う方もいるかもしれません。
でも、そうではありません。

私たちは、ギリギリでローンを組むのが悪いことだとはまったく思っていません。
大事なのは、「その判断を納得して決められたかどうか」です。

  • 子どもが小さいうちに、広い家でのびのび育てたい
  • 勤務先が安定していて、収入に不安がない
  • 家族の希望を優先したい

そんな考え方も、もちろんアリだと思います。

自分たちにとっての“適正額”を見つけよう

住宅ローンに正解はありません。
大切なのは、「自分たちの価値観」に沿って、安心して返せる金額を知ることです。

そのために必要なのは、「住宅ローンのシミュレーション」だけでなく、「自分たちの人生のシミュレーション」です。

  • どんな暮らしがしたいか
  • どんな働き方をしたいか
  • 何を優先したいか

私たちは、「自分たちだけの適正額」を知ることが、後悔のないマイホーム購入につながると実感しました。

おわりに

住宅ローンの話になると、つい「いくらまで借りられるか?」に意識が向きがちです。
でも本当に大切なのは、「それを返し続けられるか?」なんですよね。

数字の目安も大事だけど、それ以上に、自分たちの生活にフィットした計画を立てること。
この記事が、これから住宅ローンを検討する方のヒントになれば嬉しいです。

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次回予告

次回は、「住宅ローンの返済計画をどうやって立てる?」というテーマでもっと詳しく掘り下げていきます!

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