「もっと収入が増えたら貯金できるのに…」
そう思っていたのに、なぜか貯金が増えていない──。
それはもしかすると、人生に何度か訪れる「お金の貯めどき」を見逃しているからかもしれません。
この記事では、私たち夫婦の体験も交えながら、いつお金を貯めるべきなのかについて、分かりやすくご紹介します。
人生には「お金の貯めどき」が3回ある
お金を貯めるには「収入を増やす」ことももちろん大事ですが、それ以上に重要なのが「貯めやすい時期」を逃さず活かすこと。
人生には、まとまった貯金がしやすい時期が大きく分けて3回あります。
① 社会人になりたての20代(独身 or 新婚)
- 実家暮らしや1LDKなど、家賃や生活費が比較的抑えられる
- まだ子どもがいないため、将来の教育費などの負担がない
- 会社の制度やつみたてNISAなどに早くから取り組める
収入が高くなくても、支出が少ない=貯めやすい時期です。
この時期に「毎月の貯金を習慣化」できれば、その後もずっと貯められる体質に。
さらにこの時期にNISAなどで資産運用を始めると、複利の力を活かしてより効果的に資産を増やせます。時間を味方にできるのは、まさに若い時期の特権です。
② 子どもが生まれる前の共働き時代
- 夫婦で2馬力の収入がある
- 子どもがいない or 小さいため支出が抑えられる
- 時間的にもお金の話がしやすい
我が家がまさにこのタイミングで、貯金のベースを築きました。
「今の収入なら〇万円は余裕で貯金できるよね」と話し合い、共通口座を作って、そこに先取り貯金するように。
実際には、ボーナスや臨時収入のうち使わなかった分も上乗せし、年間でかなりまとまった額を貯められました。
また、早めに資産形成を始めておけば、将来子どもにお金がかかる時期に思うように貯金できなくなったとしても、複利の力でカバーできる可能性が高まります。
③ 子どもが手を離れたタイミング(再び共働きへ)
- 子どもの進学や教育費が一段落
- 扶養内パート→フルタイム復帰などで収入が増える
- 住宅ローンの繰上げ返済なども視野に
この時期は「貯金の再加速」ができるチャンス。
20代・30代で築いた土台があると、より効果的に資産形成ができます。
子どもが巣立ったあとは、老後資金のラストスパートをかける時期。
貯めどきを逃さずに行動してきた人は、この時期に無理せず準備が整い始めます。
我が家の「貯めどき」はここだった
我が家の場合、最大の貯めどきは子どもがいない共働き期間でした。
夫婦合わせて手取り月収が約〇〇万円。家賃は8万円ほどで、生活費を差し引いても月に10万円以上は貯金できる状態でした。
そこで意識していたのは以下の3つ:
- 毎月のつみたてNISA(夫:3.5万、妻:2万)を先取り
- 共通口座を作って、ボーナスを一部ストック
- 旅行や外食は「お金を使うイベント」として予算を事前に決める
生活を楽しみながらも「お金が自然と貯まる仕組み」を作ったことで、住宅購入の自己資金にも余裕を持って対応できました。
今から始める「貯めどき」の見つけ方
今が「貯めどき」かどうかは、次のように考えると分かりやすいです。
- 収入に対して支出が抑えられているか?
- まだ子どもがいない(もしくは教育費がかかっていない)か?
- 将来に向けた大きな支出(住宅購入など)の前段階か?
これに当てはまるなら、いまが「貯めどき」の可能性大です。
まずは先取り貯金をはじめて、家計に無理なく貯められる仕組みを作るのがおすすめです。
また、毎月1回でも夫婦で「今月のお金どうだった?」と会話する習慣を持つと、より意識が高まります。
まとめ:お金は「稼ぐ力」より「残す力」から始めよう
人生の中には「意識すれば大きく貯まる」時期が何度か訪れます。
それを知らずに過ごしてしまうと、気づけばお金が残っていない…という事態に。
まずは「いま自分たちは貯めどきにいるのか?」を見直してみましょう。
そして、もしそうなら、今こそがスタートのタイミングです。
未来の安心は、今の小さな積み重ねから。
今日から“貯めどき”を活かして、家計を整えていきましょう!
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