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高専で学んだ60点の生き方

「完璧を目指すと、家づくりは終わらない」。
そんな人に伝えたいのが、僕が高専時代から大事にしている“60点思考”です。
仕事にも、家づくりにも、意外とこの考え方が一番ちょうどいい。
無理をしない、でも大事なことはしっかり押さえる。
そんな60点の生き方を、今日は少し語ってみます。


目次

高専で学んだ「60点」という基準

僕が通っていた高専では、60点が赤点ラインでした。
つまり、「60点を下回ったら留年」という、なかなかシビアなルールです。

だから僕にとって60点という数字は、いつも身近な存在でした。
テストでもレポートでも、「細かいとこはちょっと間違えてもいい。でも、大事なポイントだけは外さない」。
そうすれば、なんとかなる。

これが、僕の学生時代の“生き残り術”でした。


60点って、ちょうどいいライン

60点というのは、決して高くはないけれど、低くもない。
適当にやっていたら届かないけれど、細部を完璧にしなくても届くラインです。

逆に言えば、大事なところだけちゃんと押さえればいい
この感覚が、今でも僕の中に深く根付いています。


社会人になって気づいた、60点思考の強さ

社会人になってからも、この「60点思考」はめちゃくちゃ役立っています。

完璧を目指していた頃

新人の頃は、仕事の資料作成で「どうせ作るなら完璧な資料を出したい」と思っていました。
見た目も内容も、隅から隅まで作り込み、夜遅くまで残業。

でも、いざ会議になると——
上司が注目するのは、ほんの数ページ。
「え、そこ!?」みたいなところだけで話が終わることもしょっちゅうありました。

60点の軸を持つようになった

そこで気づいたんです。
相手が本当に知りたいポイントを押さえていれば、100点じゃなくてもちゃんと伝わるって。

それからは資料を作るとき、

  • 何を伝えるのか
  • どこが一番重要なのか
    を先に決めて、そこに集中。

見た目や細かい表現にはこだわりすぎないようにしました。

結果、作業時間は減り、残業も少なくなり、むしろ会議での評価も上がった。
「60点でいい」というより、「60点を軸にする」考え方。
全部を100点にしなくても、大事なポイントを押さえれば十分なんです。


家づくりでも同じだった「60点の考え方」

そして今、家づくりでもまったく同じことを感じています。

家づくりって、考え出すと本当にキリがないです。
立地、間取り、収納、設備、外観、そしてお金……
すべてを100点にしようとすると、どこかで息切れします。

我が家の60点ライン

我が家では、「ここだけは譲れない」というポイントを最初に60点ラインとして決めました

  • 立地(通勤・生活のしやすさ)
  • リビングの広さ

この2つは絶対に外さない。
それ以外の部分は、「まあ60点でもOK!」と割り切りました。

キッチンの仕様や外構のデザインもこだわればもっと良くなったかもしれません。
でも、全部を完璧にしようとすると沼にハマるんです…。

60点で決断することで得られたこと

結果、この“60点の決断”がすごく良かった。

  • 迷う時間が減った
  • 予算をしっかりコントロールできた
  • 何より「満足度が高い」

「自分たちの軸」を明確にして、それ以外は柔軟に考える。
このスタンスが家づくりでもしっかり生きました。


60点は妥協じゃない、自分の軸だ

60点って、一見中途半端に聞こえるかもしれません。
でも、僕にとって60点は“最低限”ではなく、“ちょうどいい基準”です。

  • すべてを完璧にしなくてもいい
  • 大事なところを外さなければ十分戦える
  • 余白があるからこそ、長く続けられる

これは高専時代に自然と身についた考え方で、
社会人になっても、家づくりを始めた今も、ずっと僕の軸になっています。

「60点でも、人生はちゃんと回る」
むしろ、60点だからこそ、うまく回ることもあるんです。


📝 まとめ

  • 60点=大事なポイントだけは外さない基準
  • 仕事でも家づくりでも、完璧を目指さないからこそスムーズに進む
  • 60点は妥協ではなく「自分の軸」

家づくりで悩んでいる人ほど、「60点思考」を取り入れると気持ちが軽くなると思います。
大事なことを決めて、それ以外は肩の力を抜く。
それが、僕なりのちょうどいい生き方です。

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