はじめに:子どもができてから買うのが“当たり前”?
「子どもができてから家を買う」というのは、よくある流れですよね。
周りを見ても、子育てを見据えて家を購入する人が多い印象です。
でも、我が家は少し違うタイミングで決断しました。
それは—— 子どもがいないうちに注文住宅を建てる という選択です。
なぜこのタイミングだったのか。
実際に進めてみて感じたメリット・デメリット、そして最終的な判断の軸をお話しします。
我が家の状況と前提
- 共働き夫婦
- まだ子どもはいない
- 注文住宅を建てる計画
- ローンは単独で通過(収入合算も検討)
いわゆる「将来の家族像」を想定しながらの家づくりでした。
子どもがいないうちに買うメリット
打ち合わせの時間がたっぷり取れる
注文住宅はとにかく「決めることが多い」です。
外観・内装・間取り・配線・収納・キッチン…と、細かいことまで自分たちで選びます。
先輩方からも
「子育てしながらの打ち合わせは本当に大変」
「細かいところまでこだわる時間が取れず“まあいいか”で決めてしまった」
という話を何度も聞きました。
今の私たちにはしっかり時間があります。
この“時間の余裕”こそ、こだわりの家づくりに欠かせない要素でした。
妥協せずに家づくりができる
時間が足りないと「もうこれでいいか」で決める場面が増えるとよく聞きます。
でも、人生でそう何度もない大きな買い物。
納得いくまで悩めるのは、子どもがいない今だからこそできることです。
資金面でも「今」が有利なケースが多い
我が家の場合、今の年収でも希望の金額を単独で借りることができました。
さらに、住宅ローンは 最優遇金利 を受けることができたため、
資金面で「数年先に延ばす理由」はほとんどありませんでした。
ローンはあえて 40年で組み、毎月の返済額を抑えた分は
つみたてNISA などの資産運用に回す予定です。
今のような低金利時代では、
「早く借りて資産運用に回す」という戦略は非常に合理的だと考えました。
一方でデメリット・注意点もある
家族構成が決まっていない状態で間取りを決める
子どもが何人になるのか、どんな生活スタイルになるのか——
その答えがない状態で間取りを決めるのは、正直リスクもあります。
将来の変化をある程度想定しながら柔軟な間取りを考える必要がありました。
収入がまだ伸びきっていない人は予算に制限が出る
年齢や働き方によっては、収入がまだ伸びきっていないケースもあります。
その場合、「今」建てるとローン額や間取りの自由度が下がる可能性もあります。
👉 だからこそ、家を建てるタイミングに正解はないと思っています。
家庭ごとの価値観とライフプランによってベストなタイミングは変わります。
我が家がこのタイミングで決断した理由
我が家の軸はとてもシンプルでした。
「家が一番輝くのは、子どもが生まれてから成人するまでの時間」
家族でリビングで過ごしたり、庭で遊んだり、
家を“使い倒す”時間が長いほど、家の価値は上がると感じました。
その「輝く時間」を少しでも長くするために、
子どもがいないうちに家を建てることを決断しました。
まとめ:大事なのは「周りの意見」ではなく「自分たちの軸」
家を買うタイミングには、本当にいろんな考え方があります。
- 「子どもができてからがいい」
- 「資金を貯めてからが安心」
- 「早く買った方がいい」
我が家も、たくさんの人の話を聞きました。
でも、最終的に大事なのは—— 自分たちの価値観や軸を持つこと です。
正直このあたりは、たくさんの人の意見に耳を傾けつつ、
あとは自分たちの判断として「何を軸にするか」で良いと思います。
我が家は「家が一番輝く時間を大切にしたい」という軸を持って決断しました。
だからこそ、後悔のない選択ができたと思っています。
✅ この記事のポイントまとめ
- 注文住宅は「決めることが多い」ので時間がある今のうちが◎
- 収入が安定している時期にローンを組むことで資金面も有利
- 家族構成が未定なリスクはあるが、将来像を軸に判断
- 周りの意見より「自分たちの軸」が一番大事


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